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【2歳8か月】発達がゆっくりな子のリハビリ1か月記録|おうち療育の工夫も紹介!

療育と支援のきろく

「ちびぽこ支援ノート」では、発達のんびりさんなちびぽこくんの療育・リハビリ・通院など日々の支援について綴っています。

こちらの記事では、
・2歳8か月のちびぽこくんの発達のようす
・週1回のリハビリ(理学療法士さん:PT)の内容
・おうちで見つけた「できた!」や気づき
などを1か月分まとめてご紹介します。

「うちの子もゆっくりさんかも」「療育ってどんなことするの?」「リハビリって実際どう?」

そんな想いを抱える方と、気持ちを分かち合い、ほっとできる時間を届けられたら嬉しいです。

はじめに|2歳8か月のちびぽこくん

2歳8ヶ月を迎えたちびぽこくん。

他のこと比べてみると「え!2歳児ってそんなこともできるの!?」と驚くことがたくさんあります。

ちびぽこくんも、いろんなことに挑戦して、できることを少しずつ増やしています。
ときには失敗して悔しい思いをすることがあってもいいよね。

ゆっくりだけど確実に歩んでいるちびぽこくんのペースに寄り添いながら、「どう関わっていけばいいんだろう」「これでよかったのかな」「他にできることあるのかな」悩み事はつきません。

理学療法士(PT)さんが本格的に関わってくださるようになってからは、身体の動かし方や遊び方にも“意図”をもって関われるようになり、私自身にも小さな変化がありました。

この記事では、そんな日々の小さな気づきやリハビリの記録を、1か月分まとめてご紹介します。

同じように、発達のペースや療育・リハビリに向き合う方のヒントになれば嬉しいです。

2歳8か月の発達比較|ちびぽこ支援ノート

発達項目一般的な目安ちびぽこくんの様子(2歳8か月)
言葉・発語2語文が出る。簡単な会話ができる。ほぼ喃語?+宇宙語。
伝えようとする意欲はすごいある。
まま習得済
↓1回だけ↓
あにゃにゃ・ばににぃ▶バナナ
にょいのい▶もいもい?
運動発達走る・ジャンプ・階段の昇降ができる走る▶両手でバランスを取りながら小走り
ジャンプ▶得意。両足飛び。
階段▶手すりあり。補助あり。右足優位。
月の後半にはだいぶ安定し左右交互に上ることも出てきた。
手先の動き積み木を積む・クレヨンで描く積み木▶3,4個積めたことがある。
あまりやりたがらない
マッチング▶絵合わせ得意。
お絵かき▶大好き。なぐり書き。
形を真似て書くはまだ難しい。
リクエストして書いてもらう。
社会性・感情面ごっこ遊びを始める、イヤイヤ期が続くごっこ遊び▶電話のまねっこ、お掃除
いやいや?特性?▶今月は癲癇がすごい。
心理士さんにも相談。
のたうち回って泣き喚く叫ぶ。
★視覚支援:絵カードを試す
理解力簡単な指示に従う、「〇〇して」が通じる言葉の理解はありそう。
やったことがあることへの適応なのかな?
おむつを持ってくる◎
食器の片付けなどお片付け得意◎
食事自分でスプーンやフォークを使って食べるスプーンは上から握る。おかずは手づかみ。
スプーンに添えて一緒に口に運ぶ。
ほぼ介助か手づかみ食べ。
・保育園:完食&おかわり(笑)
・おうち:決まったもの
排泄トイトレが進む、昼間はパンツで過ごせる保育園トイトレあり。
おうちでもトイレに行く習慣づけ◯
トイレに座ると出る。
おむつで過ごす事が多い。

今月のリハビリ記録

今月のちびぽこくんの目標は、粗大運動の幅を広げること・歩行の安定化・階段昇降のステップアップをテーマに担当の理学療法士(PT)さんがプログラムを組んでくださっています。

・ちびぽこくんのご機嫌
・ちびぽこくんが今、興味・関心のあること
・PTさんの考えるちびぽこくんへの課題へのアプローチ

こどもの機嫌や取り組む様子など、状況に応じて活動を行ってくれますよ。

粗大運動の拡大

おすわりがなかなか安定しなかったり、ひとり歩きが1歳10か月だったりと運動面の遅れが気になることから、リハビリ通いを勧められたちびぽこくんにとって、粗大運動の拡大は永遠のテーマかもしれません。

遊びや身体を動かすことを通して視野を広げ、多くのことに興味を持ってもらうことも課題のひとつです。

全身を使った動きがまだぎこちないことがあり、ジャンプやバランスを取る練習がメインです。

・よじ登り・大きなボールを転がす
はじめはとても慎重で怖がる様子もありましたが、回数を重ねるに連れて楽しめるようになりました。

月の後半には自分の身長と同じくらいの台ヘ登ることにも挑戦しています。

台ヘ登ったあとは「3・2・1」のカウントダウンからの、PTさんによる大きなジャンプ!!!

ちびぽこくんは「きゃぁぁぁぁ」と、とても楽しそうですよ。

歩行の安定

理学療法士(PT)さんは、サーキット形式の運動遊びを積極的に取り入れてくださっています。

・細い平均台の上をバランスを取りながら歩く
・飛び石の上を慎重に渡る
・すべり台を滑ったり、トンネルをくぐる
これらを順番に取り組むことで、バランス感覚や身体の使いかたを総合的に育むねらいがあるようです。

最後には、微細運動にもつながるおもちゃを使った活動も加わり、身体と頭の切り替えの練習にもなっています。

ひとりで順番に取り組むのはまだ難しい部分もありますが、PTさんの補助と促しのおかげで、今では支えてもらいながら平均台にも自ら足を乗せ、足元をしっかり確かめながら渡ろうとする姿が見られるようになりました。

はじめは平均台に乗ることも難しかったちびぽこくん。

挑戦を重ねて今では、坂道を下る場面でも支えを求めず、自分でバランスをとって歩こうとする姿があり、大きな成長を感じています。

階段昇降

手すりと大人の支えで階段を登ることができるようになってきました。

はじめのころは、手すりを腕の力で引っ張るようにして登っていました。
身体の使いかたを徐々に習得し、今では足でしっかり踏ん張りながら、一段ずつ自分の力で登る様子が見られるようになっています。

まだ足を交互に出して登るのは難しそうですが、一歩ずつ慎重に、集中しながらのぼる姿はとても微笑ましく、成長を感じる瞬間です。

ちなみに階段を降りる・・・は、ほぼ落下のような降り方でまだまだ難しそう(笑)

まずは1段の段差から降りることの練習をしています。

おうちでもサーキット遊び!|おうち療育

リハビリで教えてもらった「サーキット」が、ちびぽこくんのお気に入り!

サーキットってどんな遊び?

最近では、自分でコースを考えながら「おうちサーキット」を楽しんでいます。

・お気に入りのDVDや絵本を棚から出す
・所定の位置に並べる
・「3・2・1」カウントダウン!!
・そして「よーいどん」!!
・寝室→リビング→子供部屋を全力ダッシュ(笑)
・すべり台のぼって、すべって・・・「きゃぁ〜!」

これを永遠と繰り返します。

粗大運動を促すために・・・

母は遊んでいる様子を「おもろいなぁ(笑)」と見守りつつ

タイミングをみて枕と掛け布団で山を作って障害物を作ったり
トンネルを出してハイハイを促したりと、さりげなくサポートしています。

サーキット運動で気持ちの切り替え

DVDで「トイ・ストーリー」などの映画をみることにこだわりすぎて癲癇を起こすこともしばしばありますが、こうしてたくさん身体を動かすことで気持ちの発散にもつながっています。

・自然と粗大運動の練習にもなり
・自分で遊びを考えて楽しむ力も育つ
気持ちの切り替えにもリハビリでの経験がいきていると実感しています。

お天気が悪い日や、ままが疲れいてお外遊びに行けない日も
おうちでたっぷり身体を動かしてくれるので

ままも心置きなくぐったりできます(笑)

おうち療育の工夫ポイント

ちびぽこくんが自分で考えた『おうちサーキット』は

リハビリで教えてもらったことが、ばっちり活かされた身体をたくさん使える遊びです。

「療育」と聞くと身構えてしまうけど
ちびぽこくんが考えて遊んでいる空間をじゃましないように

ちびぽこくんの遊びのなかに自然と療育の刺激を組み込むことを意識しています。

私は見守りつつ、サポート役に徹しています。

ここからは、私なりにおうち療育で工夫していることをいくつか紹介してみますね!

好きなものをきっかけにする

ちびぽこくんの場合は、トイ・ストーリーやDVDと絵本がだいすき!

「おうちサーキット」もお気に入りのDVD+絵本を並べるところからスタート!!

DVDはちびぽこくんがいつでも好きなときに手に取れるように模様替えしました。
(※傷だらけになるのでとても勇気が必要でした・・・笑)

大好きなものがあると気持ちも盛り上がり、遊びが広がっていきます。

また、DVDは汚れていると視聴中に止まることも多いので、その都度こんな声かけもしています。

「おててぴかぴかしてからディスク触ろうね」
「ばっちぃとディスクこわれるよ」
「がちゃがちゃ、ぶっぶー✖️」
「バズ、ないないなるよ」

「だいじだいじしないとこわれちゃう」「DVD見られなくなる」
ということを体感を通して理解できるようになったらいいなと思っています。

「できた!」の経験を「遊び」に

リハビリでの楽しい思い出と「できた!」の経験が、おうち遊びの中にも自然とリンクしているのが伝わってきます。

おうちにあるモノをつかって、リハビリの楽しかった時間をちびぽこくんなりに再現しています。

「できた!」の積み重ねが新しい挑戦にも繋がっていると感じます。

たとえば、
手を使って慎重に登っていたのを
両手を離して登ってみたり

やっぱりバランス崩して転んでしまうこともありますが
今度はさっきより少し慎重になってもう1回挑戦してみたり

小さなことですが「自分で考えて挑戦する」経験はとても貴重なのでそっと見守っています。

促しすぎない、無理強いしない

「苦手なことを伸ばしたい」「こういうことも試してほしい」親としては、自然な気持ち。

しかし、声をかけすぎたり、本人のタイミングでないときに促すと
興味がそれ、盛り下がる・・・逆効果になることも。

それに気がついてからは、新しい課題へのアプローチには少し慎重に声をかけるように心がけています。

基本はちびぽこくんの意欲や発想を大切にしつつ、

本人がままに「できた!」「うれしい」「たのしい」反応を求めてくれた時は全力で共感しています。

ままの「できたぁぁぁ!」「すごぉぉぉい!」たくさん共感し、一緒に喜ぶことがちびぽこくんの原動力になっているかな?と感じています。

おうちにあるもので、運動療育!

わたしは「これおうちにあったら楽しそう!」試したい!!と思ったら、おさいふのひもゆるくなりがちです(笑)

ですが、今回ちびぽこくんがメインで遊んでいるものは
枕、布団、DVDなど、おうちにあるもの+本人のお気に入り。

かけぶとんが寝起きのままの状態にしておき、
その上を移動するだけでも、足場が悪いところをバランスとって歩く練習になるのでとても素晴らしい運動療育になります(笑)

ですよね?(笑)
こういうちょっとした工夫が、療育につながることもあります。

感情の共有が最高の療育

たのしいね!もう1回?
できたね!もう1回!
ころんだね。痛かったね。
もうおしまい?それもいいね。

時間的には1日のほんの一部かもしれませんが

1日のうちの数十分を一緒に何か取り組み

感情を共有できること。

それが、ままにとってもすごく嬉しい瞬間で・・・

もしかしたらそれが『いちばんの療育』なのかもしれません。

ぽこリハまとめ

今月は、車の中で眠たくなり、ご機嫌ななめなまま担当PTさんとまま、ちびぽこくんの3人でお話してちょっと遊んでおしまい・・なんて日もありました。

ちびぽこくんの「やだやだ〜」の気持ちを尊重しながらも

手を変え品を変え、色んな角度からアプローチかけてみたり
楽しそうなことで気を引いてみたり
働きかけで気持ちが切り替わりリハビリに参加できるときもあれば

それでも参加が難しい日は、「そんな日もあるよね〜」とまるっと受け入れてくれるので、安心した気持ちで通うことができています。

これからも、ちびぽこくんの「今の気持ち」を大切にしながら、一歩ずつ一緒に成長していけたらと思っています。

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