「ちびぽこ支援ノート」では、発達がゆっくりなちびぽこくんの日々の療育・リハビリ・通院など、さまざまな支援の記録を綴っています
今回は、2歳8か月の定期通院の記録です。発達外来へ行き、先生とどんなお話しをしたか?病院でのちびぽこくんの様子などの【通院記録】をお届けします。
※あくまでわが家の経験をもとにした記録です。
発達の進み方や症状・処方内容・先生のお話などは個人差がありますので、参考としてご覧いただけるとうれしいです。気になることは、医師や助産師、保健師などの専門家に相談してくださいね。
はじめに
若干2歳にしてたくさんの病院にお世話になった、ちびぽこくん。
ざっと数えて6件目の病院です。
今日の通院は、病児保育を利用するために通い始めた小児科です。
喘息のフォローをしていただくようになり、発達も診ていただける流れとなりました。
信頼できる先生に出会えてとても幸運でした。
神経発達外来|通院記録
今まで病児保育を利用するための通院もしくは喘息の経過をみるために通っていた小児科です。
発達を診ていただく通院は初めてです。
幼児と一緒の通院って大変ですよね。
今回ご紹介するのは、ちびぽこくんの事例です。
ご参考にしていただき、少しでも心配な気持ちが和らぐといいなぁと思います。
診察の流れ|待ち時間は15分〜20分
神経発達外来の通院ってどんな流れなんだろう?そんな不安もありましたが、いつもの通院と同じ流れでした!
・外来受付:保険証と診察券、検温を行う
・神経発達外来の受付窓口:診察用のファイルを出す
・呼ばれるまで待つ!15分くらいまちました。
ちびぽこくんの場合は、少し前から喘息やお風邪のときに相談をしていたのでありませんでしたが、問診票や他院からの紹介状が必要な場合が多いと聞きます。
・保育園に通っている場合には、園での様子をまとめておく
・検診や他の病院で指摘されたことがあったら同様にまとめておく
と、先生とのお話しがスムーズに進むのでお時間が作れる場合には試してみてくださいね。
先生とのやりとり|20分くらい
【2歳8か月】神経発達外来で先生とお話しした内容の一部です。
私から質問することもありますが、先生から「◯◯の時どう?」「◯◯できる?」と問いかけていただけるので、様子を思い返しながら一つずつ答えています。
道路への飛び出し
◎歩行が安定してきたからか?(歩き始め:1歳10か月/現在2歳8か月)
道路へ飛び出そうとすることが出てきてひやっとした。
先生:危険察知が苦手だから、車がいるところに飛び出したり、これから「あぶない」を教える必要がある。今はまだ歩いてもふらふら&よたよたしているから追いかけられるけど、もっと歩行が安定してきたら、投薬が必要な場合もある。
人見知りがない。知らない人との距離感が近い。
◎人見知りがまったくない。初めてあった自治会長(おじいさん)に抱きついたりする。
先生:人よりモノへの興味が強い。通常だと新しい人や場所は怖がるけど、ちびぽこくんはそれがない。今後大きくなったときに、誰にでも話しかけてしまったり、距離感が難しいかも。
保育園での様子、3歳児には加配が必要かも
◎保育園では嬉しくてジャンプしたりすることはあるが、おとなしい。月齢が下の子と同じくらいのフォローで生活できているようだ。
先生:3歳児クラスになったときに、先生の数が減るからもしかすると加配が必要になるかも。そのときに療育手帳が使えるよ。
通院日のちびぽこくん
午前中に、理学療法士さんと身体を動かすリハビリを頑張ってきたちびぽこくん。
体力もだいぶついて眠気はまだ大丈夫そう。
子どもと一緒の通院はとても大変。
待合室やロビーで他の患者さんへご迷惑をかけないよう、フル装備で挑みます。
待合室での工夫
病院でのご機嫌を保つための工夫はお家を出る時から始まっています。
お気に入りのおもちゃも一緒に通院
ちびぽこくんの場合は、お猿さんのぬいぐるみ。不安なときや眠たいときにさわさわしていると落ち着くようです。
シールブックやマグネットのおもちゃを持っていくこともありますが、割とすぐに満足して遊ばなくなります。
お猿さんや手触りの好きなブランケットをさわさわしている時間のほうが長いです(笑)
DVDプレイヤー
ちびぽこくんはスマートフォンで動画をあまり見せていません。
というのも癇癪がひどくなってしまったことと、母がスマートフォンを触れなくなるから。
DVDプレイヤーを持ち歩いて、移動中の車の中や病院の待合室(無音w)で見せています。
ディスクを入れたら見られる、充電がなくなったら見られない
ディスクを出し入れする動作や大切に取り扱わないと壊れるも学ぶことができるかな?という思いから導入しました。
スマートフォンでの動画視聴より、長い時間集中することができるようになり、バッテリーも長くは持たないので「電池、ないね」で理解ができるようになりました。
今月の振り返り
今回は療育手帳を取得してから初めての発達外来でした。
ちびぽこくんの今の様子をしっかりお伝えし、先生からはこれから想定されることについてもお話を聞くことができました。
ちびぽこくんは現在
・療育センターへ通い理学療法士さんのリハビリ(PT)
・言語療法士さんのリハビリ(ST)
・児童発達支援センター(児発)
・保育園
をすでに利用させていただいています。
先生には「もう今できることはできているからね」と声をかけていただきました。
「この子にわたしは母として何ができるんだろう」と晴れない雲をかき分けるような生活をしている私にとって、その言葉は心に光が差し込むような
肩の力が抜けて、ホッとできた瞬間でした。
最後に|不安な気持ちを溜め込まないで
通院は大変だけど、先生や看護師さんとお話しできる機会は安心につながるとても大切な時間です。
今できることを、今をがんばるちびぽこくんと一緒に。
毎日の小さな積み重ねが、少しずつでも身を結んでいくと信じて焦らずに向き合ってい来たいと思います。
子どもの発達が不安でこの記事にたどり着いていただいた方へ。
発達外来は予約から初診まで、3か月から半年ほど時間がかかります。
一番短い時間で相談できる機関としてわたしは「保健センター」を利用しています。
保健師さんと相性が合わず、つらい思いをした方のお話しを聞いたこともありますが、合わなかったら「他の保健師さんとお話ししたい」そう伝えてもいいかもしれません。
我が子のことです。心配にも真剣にもなって当然です。
特に予約などせず「こんにちは!」
そんなふうに訪ねたら大丈夫です。
いま検索して、たくさん悩んでいる方、
「少し気になる、でもどうしよう」という方、
ぜひ積極的に利用してみてほしいと思います。
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