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【生後9か月】高口蓋・粘膜下口蓋裂・反対咬合が発覚!|ちびぽこストーリー

発達のきろく

「ちびぽこストーリー」では、発達のんびりさんなちびぽこくんの発達の記録をさかのぼって綴っています。

今回は、生後9か月で『高口蓋(こうこうがい)・粘膜下口蓋裂(ねんまくかこうがいれつ)・反対咬合(はんたいこうごう/受け口)』の診断がついたときの話です。

このころのちびぽこくんはまだおすわりが安定していない時期でした。

食事に関してはとりあえず、生後6か月を過ぎて離乳食を始め、少しずつ食べられるようになってきた頃のことでした。

ぽこまま自身はというと、元夫との離婚が成立したばかりで、心労や風邪も重なり、まさかの緊急入院!

ようやく退院できたものの、引越しのタイミングを待っている、そんな嵐のような時期でした(笑)

まさに「一難去ってまた一難!」

ドタバタの中でわかった診断に、驚きや戸惑いもありつつ

少しずつ向き合っていった記録をぜひ温かい目でご覧ください。

はじめに

早速ですが、ちびぽこくんのお口周りの疾患について、少しお話させてください。

最初にわかったときは、正直とても驚きました。
インターネットで調べると「妊娠中のストレス」と書かれていて、心当たりしかなくて・・・読んだ瞬間つらくなり、すぐにスマートフォンを閉じました。

すぐに気持ちを切り替えることはできなかったけれど、『前に進むしかない!』そんな思いで目の前の課題に一つづつ向き合うことにしました。

歯の生え始めはいつ頃だった?

ちびぽこくんの歯が生え始めたのは、なんと『生後3か月』でした!
「おやおやおや!?」と、かなりびっくりしたのをよく覚えています。

一般的には生後6から8か月ごろに歯が生え始める子が多いと言われていますが、早い子はちびぽこくんのように3ヶ月頃から生え始めたり、逆に1歳くらいになってから生え始める子もいるようです。

ちびぽこくんは出産予定日をすぎてもなかなか出てこなくて、41週目に陣痛促進剤→緊急帝王切開というお産でした。

「なかなか産まれてこなかったけど、歯が生えるのは早いんかぁ」
「出産やこどもの成長は100人いたら100通り!ってほんまやね」
と当時の日記に書いてありました(笑)

ちなみに、乳歯が生え揃うのは『2歳半から3歳頃』と言われているそうです。

「こどもの発達は子による」「個人差がある」と頭ではわかっていいても、早くても心配、遅くても心配、気にしすぎてもよくない・・・

そう思いながらも、ついつい気になってしまうのが親心なのかもしれませんね。

ほんと子育てって、忙しい!(笑)

生後10か月|高口蓋・粘膜下口蓋裂・反対咬合を指摘される

離乳食が始まって少しした頃、ちびぽこくんのお口の中をふと覗くと、先ほど食べさせたごはんが上あごにぴったり張りついていました。

「えっ?こんなにくっつくもの?」と驚きつつも、1人目ということもあり未知の世界で

「そんなもんか!」とあまり深く考えなかったのを覚えています。

そんなある日、ちびぽこくんの叔父に当たる人に写真を送ったところ、「ちょっと顎でてない?(笑)」と、今考えればちょっぴり失礼な発言が。

でもその何気ないひとことが診断へのきっかけになりました。

どこで診断されたの?

ちびぽこくんは新生児聴覚スクリーニング検査で、軽度難聴を指摘されていたため、かかりつけの耳鼻咽喉科がありました。

かかりつけの耳鼻科で、以下の3点を相談しました。

・離乳食のご飯が、上あごに食事がたまってしまう
・顎(あご)が出ているようにみえる
・お風邪を引いていないのに、お口がいつも半開きで寝ている

特に「お口を開いて寝ていること」が気になっていて、

「クセになっちゃったかな?」
「口呼吸はお風邪引きやすいと聞くし」
ふと思った疑問を投げかける感じで先生に尋ねました。

とても軽い気持ちで(笑)

すると先生の表情が少し変わり、その場でカメラで鼻やお口を詳しく診察してくれました。

そこで初めて表題にある通り『高口蓋(こうこうがい)・粘膜下口蓋裂(ねんまくかこうがいれつ)・反対咬合(はんたいこうごう/受け口)』がわかり、先生から資料を使って説明を受けることになったのです。

診断がついたときの気持ち

ショックな気持ちは、正直ありました。
「まさかうちの子が…?」と、頭の中が真っ白になったのを覚えています。

でもそれと同時に、こんなに早い段階で知ることができたことを、とても幸運だともおもいました。

というのも、ちびぽこくんは新生児のころから、ミルクを飲むのにとても時間がかかっていました。

産院でも体重が増えが悪く、「退院できない」「さらに大きな病院への転院もあるかも」かもとまで言われ、神経をすり減らすような毎日で・・・

母乳がなかなか出ないから?
飲ませ方が下手だから?
「わたしのせいかも」と、どうしても自分を責めてしまっていて…。
赤ちゃんってミルク好きだよね?

あの頃は本当に、つらかったです。

でも今になって思うのは、
ミルクを飲むのに時間がかかっていたことも、抱っこで飲むのが苦手だったことも、
もしかしたら“粘膜下口蓋裂”や“高口蓋”が原因だったのかもしれないということ。

その可能性に気づけたとき、
ずっと胸の奥にあった「ごめんね」という気持ちが少しだけ軽くなって、
代わりに「よく頑張って飲んでくれてたんだね」という感謝の気持ちがこみ上げてきました。

ミルクを飲むのも練習中だったちびぽこくん。

診断がついたことで、「わたしが下手だったんじゃない」と思えたこと、
そして「これからサポートしていけばいいんだ」と切り替えられたことが、
私にとっては大きな救いでした。

最後に|赤ちゃんのミルク拒否が辛いままへ

出産して実際に育児が始まるまで、赤ちゃんはおっぱい飲んで、ミルクを飲んで、たくさん泣いて・・・生活するのがあたりまえに思っていました。

しかし、実際に育児が始まってみると『哺乳瓶拒否』『ミルク拒否』『母乳・直母拒否』

なぜのまない!!!ままはたくさん泣きました。
たくさんの助産師さんや小児科医、看護師さん・・・

ベテランの助産師さんが飲ませたら飲めることもありました。

ほんの50ml飲ませるのに1時間かかったり。本当に辛いですよね。

産院の小児科医に何回も診察してもらいましたが、新生児期の哺乳困難について原因の究明には至らなかったです。

ままが下手くそなんだな・・・と凹んでました。

しかし、9ヶ月目に診断がつき、原因がわかったことで「これからどうサポートしていこうか」と前を向くきっかけにもなりました。

ちびぽこくんの場合は、ミルク拒否・直母拒否の原因が『高口蓋(こうこうがい)・粘膜下口蓋裂(ねんまくかこうがいれつ)』だったわけで。

一生懸命飲もうとするけど、哺乳瓶の形状やミルクの流入量などとても飲みにくかったのだと今なら思えます。

わが子にとってベストな選択を、少しずつでも重ねていけたらきっと大丈夫。

どうか自分を責めないで。

わたし自身も、まだまだ模索中のままですが、ちびぽこくんと一緒にこれからも進んでいこうと思っています。

「ちびぽこペース」で進んでいく日々を、これからもあたたかく記録していきます。

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